炭水化物:目標量
炭水化物の摂取目標量は、脂質やたんぱく質と違い、摂取量ではなく全体エネルギーの割合で設定されています。目標量:50~65%未満エネルギー
炭水化物の主な役割は身体のエネルギー源です。たんぱく質と脂質の目標摂取量を基準として残りを炭水化物が補うものとして目標量が設定されています。
炭水化物は糖質と食物繊維を合わせたものですから、糖質だけにならないよう食物繊維もしっかりとっていくことが大切です。
糖質を主なエネルギー源としている脳は1時間に5~6g消費するので、最低大脳に必要な糖質は1日当たり120g~144g(5~6g×24時間)となり、エネルギー換算すると480kcal~576kcalで、これが一日で最低糖質から摂取すべきカロリーとなります。
120~144gを一度に摂取したとすると、脳や他の臓器は24時間かけてゆっくり消費していきます。そのため一時的に糖質を貯めておかなければなりません。その貯めておく臓器が肝臓です。しかし、肝臓は100g程度しか貯めておくことができず、溢れてしまった糖質は脂肪として蓄えられてしまいます。
脳(6g)と他の臓器(1.5g)で1時間に7.5gずつ糖質を消費するといわれていますが、食事の感覚が短いと肝臓に糖質が残っている状態でさらに糖質を補給することになるため太る原因となります。そのため、一度の食事で糖質は120g(理想は100g、1日2食の場合は150g)を超えないことが重要です。
2021年10月30日 11:24