スプーン一杯の〇〇は、牛乳の1,000倍のカルシウム
それにもかかわらず、こぞって牛乳を飲んでいる今、骨折や骨粗しょう症の割合が目に見えて増えてきたのは皮肉に思えてなりません。現に、牛乳や乳製品を消費している国ほど骨折率が高いことを示している調査結果もあります。
骨はカルシウムだけから作られているわけではなく、マグネシウムをはじめとする他の様々な栄養素も必要です。食生活が欧米化した日本で骨粗しょう症が急増しているのも納得がいきます。
「カルシウムが多いものを食べれば骨は強くなる」というほど体の仕組みは簡単ではないのです。
ハーバード大学の研究チームは次のように述べています。
「骨粗しょう症を予防するために、女性はもっと牛乳を飲んでカルシウムの摂取量を増やす必要がある。という話は誰でも耳にしたことがあるだろう。しかし、骨粗しょう症はカルシウム欠乏による病気ではなく、動物性タンパク質の摂り過ぎによる病気だ。動物性食品や乳製品は硫黄の豊富なタンパク質である。硫黄は体内に余分な酸を生じさせ、この酸が骨を通過することでカルシウムが溶かされ、その後尿として排泄される。このことは動物性タンパク質のみに起こり、タンパク質由来の高カルシウム尿症という病名がつけられている」
「グラス一杯の水に混ぜたスプーン一杯の海藻が、グラス一杯の牛乳に比べて1000倍ものカルシウムをもたらすことをほとんどの人が知らない。こうした情報は巧みな宣伝文句によって消されてしまうのである」
動物性タンパク質の過剰摂取が尿中にカルシウムを排泄させる原因となっていることは多くの研究によって証明されています。牛乳を飲み続けますか?
2021年11月14日 18:39