遺伝子を見れば子供に向いている運動が分かる
言い換えれば、車がエンジンによって走るように、運動の動力源の役割を果たすのが筋肉です。エンジンの種類によって車の性能が決まるように筋肉の特性によって運動の能力に影響を及ぼします。
筋肉には大きく分けて二種類あり「速筋線維」と「遅筋線維」があります。
字のごとく、速筋線維は速いスピードで収縮する筋肉であり発揮する筋力も大きくなります。しかし、持久力には欠けていて、大きな力を長時間発揮し続けることができません。逆に遅筋線維は収縮するスピードが遅く、発揮する筋力も小さいですが、疲労しにくいため力を長時間発揮し続けることができます。
人の筋肉はこれらが混在していて、その数の構成比は筋肉の種類によって、そして個人によって異なります。速筋線維と遅筋線維は全く特性が異なるので、この構成比が競技パフォーマンスに大きな影響を及ぼします。
陸上短距離や跳躍、砲丸投げなどの選手は速筋線維の割合が高く、マラソンや水泳、クロスカントリースキーなどの選手は遅筋線維の割合が高いことが分かっています。一方、球技種目の選手は速筋線維と遅筋線維の割合が半々に近い人が多い事も研究で報告されています。
この割合は、ACTN3という遺伝子検査で知ることができます。
TT型:持続的に小さな筋力が発揮されるタイプ
CT型:周発的に大きな筋力がやや発揮されるタイプ
CC型:周発敵の大きな筋力が発揮されるタイプ
この3つの割合を知ることで、競技の向き不向きを判断する一つの材料とすることができます。
当ジムでオプションメニューとして遺伝子検査も行っておりますので、お子さんにどのような運動をさせたらいいのかお悩みの親御様には特にオススメのメニューです。
ご興味のある方はスタッフまでご相談ください。
2021年11月19日 11:48