突然死を防ぐ栄養素
ストレス研究の第一人者であるハンス・セリエ教授のネズミを使った研究です。
彼はネズミ10匹のグループを3つ作り、全てに強い巣ストレスを与えた後、グループAはそのままの状態、グループBにはカリウム、グループCにはマグネシウムを与え、それぞれのグループにおいて内臓の状態や致死率を調べました。
すると、何も与えなかったグループAでは心臓や腎臓などに壊死が生じ、最終的には10匹のうち9匹が死んでしまいました。これに対して、カリウムとマグネシウムを与えたグループBとCのグループは内臓の壊死がほとんど見られず、すべてのネズミが生き延びました。
このうちマグネシウムは特にストレス対策に不可欠なミネラルです。ストレスによって突然死が起こりますが、この原因の一つの心筋の壊死は、マグネシウムが失われることによって発生します。
日本でも多くの人が、脳卒中や心筋梗塞が原因で急逝しています。皆さんの身近でも、この間まで元気にしていた人が急に倒れて帰らぬ人にということは起こっているのではないでしょうか。
突然死を引き起こすこれらの病気は循環器系疾患と呼ばれ、主にマグネシウム欠乏によって血管の収縮・弛緩に支障をきたして発症することが明らかになっています。マグネシウムは、ストレスに伴うエネルギー産生の増大やミネラルのアンバランスなどによって著しく消耗し損失してしまいます。
マグネシウムは日本人が最も不足しやすいミネラルです。食品では玄米、海藻、大豆から摂取できます。またマグネシウムは経皮吸収するという特徴があります。当店で扱っているマグネシウムの歯磨き粉や最近話題となっているエプソムソルトなどでも摂取することができますので、ご興味のある方はスタッフまでお声かけ下さい。
2021年12月09日 18:39