ケガの予防に大切なのは「足裏」?
運動時にダイナミックストレッチよりも最初にやることがあります。ぞれは「足裏を刺激すること」です。
足の裏には「機械刺激受容器」または「メカノレセプター」という全身のバランスを保つためのセンサーがあります。
「身体が前に傾いている」「滑りやすくなっている」「凹凸がある」など、足裏のセンサーが感じ取り、脳に伝達されます。脳はこれらの情報をもとに、情報にあった動きを選んで運動神経を通じて各筋肉に指令を出して全身のバランスを保ちます。
メカノレセプターの感度が落ち、センサーがうまく機能していないと、情報を脳にうまく伝えることができず、適切な指令が出せずケガを引き起こす原因となります。
メカノレセプターを活性化させるポイントは以下の3つです。
1,母趾球、小趾球、踵の3点のバランスを整えて支持基底面を安定させること
2、5本の趾をしっかりと動くようにすること
3,母趾とそのほかの4趾から始まる足底筋膜とその付着部となる踵骨部分の張りを取り除くこと
これらを整えることによって、身体のバランスが崩れやすい接触プレーや、雨の後の滑りやすい状態での練習などはもちろん、普段の筋肉トレーニングなどあらゆる環境でも体のバランスを取りやすくなります。足裏が敏感になりメカノレセプターの感度が上がることで、バランスの取れた接地ができることで、ケガの予防はもちろん、運動パフォーマンスを向上させる事にもつながります。
当ジムでは、ダイナミックストレッチの前に必ずメカノレセプターを刺激するところから始めています。
2022年01月13日 18:21